日本、26年ぶりの貿易赤字の影響とは？ ≫2008.10.09 [Thu]

日本が貿易黒字国というのは、誰もが知っている事と
思いますが、８月の暴落（円高）の時には、なんと貿易
赤字になってしまっていたそうです。


実に２６年ぶりだそうです。


＝＝＝日経スポーツ　9月25日＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　財務省が２５日発表した８月の貿易統計速報（通関ベース）に
よると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は３２４０億円の赤字
となった。

単月で貿易赤字になるのは、正月休みの季節要因で輸出が減る
１月を除くと、円安や第２次石油危機以降の原油高、日米貿易
摩擦問題による輸出の伸び悩みが重なった１９８２年１１月以来、
約２６年ぶり。

＝＝＝日経スポーツ　9月25日＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝


資源のほとんどを輸入に頼っている日本は、原油高などの
影響をどこの国よりも大きく受けてしまうようです。



そこにさらに円高が合わさった８月ついに、
赤字になってしまいました。


原油高によって、輸入総額が増え、
円高によって、輸出利益が下がる格好です。



円高によって輸出利益が下がるのを簡単に説明すると、

1ドル＝120円　が　１ドル＝100円になった時、

輸出製品の価格を約20％押し上げることになり、
価格を据え置いた場合、２０％売上げが下がる
格好になるという事です。



企業にとって売上げが２０％も下がって、しかも原油高
で生産コストは上がってしまうという事態はかなりの
緊急事態です。



体力のない企業なら、その状況が続けば簡単に
潰れてしまうでしょう。



世界同時株安、金融不安というニュースには流れていても、
実生活においては、まだ影響はそれほど出てきていないですが、
今後は実生活にも少しずつ影響が出てしまうのかもしれません。


実際今もニューヨークダウ、日経平均は下落し続けています。
不良債権買取に７５兆円も投入する法案が可決されたのに
市場の下落は止まりません。



この状況をどう解釈すればいいのか？

どう受け止めればいいのか？

どういう行動を取っていけばいいのか？



いついかなる時もそうですが、
１つの明確に正しい答えがあるわけではありません。



答えがあるわけではないので、答えは自分で
作るしかありません。



投資に限らず自分の人生においてもおなじ事です。
元々全ての事において保証もなければ明確な答えが
あるわけでもありません。


自分が何を選択していくか、どういう道を歩いていきたいか？
というのがあるだけです。



モノゴトはただの事実にしか過ぎません。
あるのはどう受け止めるか？それらの事実をどう
受け止めて行動していくか、ただそれだけです。



悲観論と一緒に悲観するのか？

悲観論の中にチャンスを見出そうとするのか？

今、自分が取れる範囲内のリスクを許容して行動に移るのか？



自分の未来は、今の自分の選択と行動に掛かっています。
やけにならず、ぐっと集中して何が自分に足らないのか、
どういうスキルを身につければいいのか？
自分が今、負うべきリスクは何なのか？



という事を見つめなおしてください。
そして選択して行動してください。



行動しない人、選択しない人には“今”がどういう
状況であれ“今”以上の結果は訪れる事はありません。



自分の未来をどうしたいかは、いつも“今”の
自分の行動に掛かっています。


そして先日も言いましたが、あなたが望み、行動すれば、
ば必ず望む結果を得ることは出来ます。



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