ドローダウンの受け止め方 ≫2008.10.04 [Sat]

“ドローダウン”　嫌な言葉ですね。


でも投資をしている限りずっと付きまとうモノであり、
必ず受け入れていかなければいけないモノです。



相場が不安定で損失を抱えてしまっている方々が
多いと思うので、今日はドローダウンの考え方について
お話します。



＝＝ドローダウン　一言解説＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ドローダウンとは、自分の投資資産が、ある期間において
目減りしている割合の事を言います。
１００万円を運用していた場合、５万円の損失を出して、
９５万円となった場合、５％のドローダウンになります。

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初めて投資をする時は誰でも頭の中は“増えるイメージ”
でいっぱいです。


１００万円で開始したとして、１ヵ月後に１１０万円、２ヵ月後に
１２０万円、３ヵ月後には１３０万円といった感じで、日が経つに
連れ順調に資産が増えていくイメージをしたります。



でも実際は、


１００万円で始めた投資が、

３ヵ月後に運よく１２０万円に増えたとしても、４ヵ月後
には１１０万円になったり、大きな暴落があったときなど、
８５万円まで減少したりします。


そして、なんとか１０ヶ月たって１００万円（スタート地点）
に戻して、今度は、失敗しないでおこう！といって再度挑戦
する、といった感じになります。



ちなみに私が始めた時は、１００万円が８０万円になって、
６０万円になって、、、資金がなくなって、さらに１００万円
追加して、再チャレンジしてみるもののまた７０万円になって、
８０万円に増えたと思えば、今度は６０万円になって、、、、



といった感じで、１年半もの間は、ほとんど浮く事なく、
沈みっぱなしでした。


大切な事は、たとえどんな投資法をしたとしても、
ドローダウン（損失）の期間がある事を知ることです。



最近ではネット上に情報商材が溢れんばかりにありますので、
そういったものを購入して、投資法を身につける方もいますし、
投資セミナーや、地元の投資教室なんかに通って投資法を
身につける方もいると思います。



でもどんな投資法を実践するにせよ、必ずドローダウンを
経験する事があるという事を受け入れなければいけません。



もちろん相場のいいタイミングで開始すれば、一度もドローダウン
を経験する事なく、増えたお金から損失が出て、一度も自分の元手
資金を減らすことなく増える方もいらっしゃいます。



１００万円が２ヶ月で１３０万円になって、３ヶ月目には
１１０万円までは損をしても損失はそこで止まり、その後は
細かい損失を繰り返しながらも順調に資金を増やしていく
という感じです。


でも最初から元手資金を一度も割る事なく、順調に
上昇する人はほとんどいません。


それに一度もドローダウンを経験しないというのも
あまり良い事でもありません。
（投資の一面しか見れていないことになるからです）




大切なのは、１００万円が８０万円になってしまった後の
見極めと行動です。そこで、この投資法はダメだ！と深く
考えもしないで、ただ止めてしまえば、ただ２０万円損して
終わってしまいます。



でも、続けていれば１１０万円、１３０万円という
資金のアップを経験できる投資法かもしれません。



ここで

“かもしれません”


という言葉を使っているのは、投資法そもそもが成立して
いないモノであれば、増えない事もあるからです。



ただしっかりと利益を上げる投資法を実践していれば、
必ず資金は増え始めます。



だからドローダウンがあった時には、利益を上げられる投資法
なのか、欠陥のある投資法なのか？



その違いを見極めていかなければいけません。
見極めるためにはルールの過去検証そして優位性の確認です。



ただ辞めるのではなく、なぜドローダウンが
出てしまっているのかを確認しなければいけません。


ただ、辞めてしまっていては、いつまで経っても
資金の成長曲線を描くことはできません。


私は資金が正常に成長していく曲線を描くのに、
1年半と1500万円の資金が掛かりました。


それでも、失敗と検証を繰り返して、
成長曲線を描くことができました。



ドローダウンから逃げようとしないで下さい。
そこがあなたが勝てる投資家になるかどうかの分岐点です。



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