投資でコントロールできるものとできないもの ≫2007.12.27 [Thu]

先日、年末は宿題をして下さいということを 書きました。 過去１年間の投資の成績を分析することで、 自分の投資の無駄な損失を出さないためにです。 何名かの方からは、早速やってみますといった メールを頂きました。 ここでも２対８の法則が働くわけではありませんが、 実際はほとんどの人はやらないと思います。 そして、同じ間違いを繰り返してしまっています。 実際にやるべきことをすれば、 少なくとも無駄な損失は減るので、資金１００万円～ ２００万円くらいの人でも数万円～数十万円は無駄な 損失を無くすと思います。 ムダな損失が減れば、心的負担も小さくなりますし、 投資の良いリズムができてきます。 利益を増やすために、投資歴の浅い人はぜひ やってみてください。 今日は続きになりますが、投資でいつも、いつも利益を 積み重ねる人達がコントロールしているものについて お話します。 相場のアップダウンが激しくても、波が小さくても どんな相場ででもです。 ほとんどの人は、相場の流れがいいときは 利益が出ても、アップダウンが激しくなった 時に大きな損失を出してしまい、利益を飛ばして しまいます。 その違いは何でしょうか？ 一つには見ているものが違うという点は あります。 これはテクニックの部分です。 私の場合は主に、相場に定期的に現れる周期、 サイクル、波動の法則（エリオット波動）なんかを 見ています。 名前があるくらいですから、発見者がいて 当然法則性があります。 そういったテクニックの部分以上に重要な事が あります。 それが“資金”“損失”“感情”です。これらは自分で コントロールできます。 相場は誰にもコントロールはできません。 過去の機関投資家、ヘッジファンド、世界トップ ファンドマネージャーが何度か相場をコントロール しようとして失敗してきました。 もちろん株の場合は仕手株という呼び名があるくらい ですから、小さい会社の株の場合は、コントロール する事ができるものもあります。 でも為替のような世界規模の相場はコントロールする ことはできません。それはたとえ政府でもです。 買い支えるとかいっても買い支えることなんてできません。 世界各国政府に協力を求めても、自体の深刻度合いが強すぎる 場合は支えきれるものではないんです。 コントロールできるのは、自己資本金と損失だけです。 利益を上げ続けている人は、コントロールできるものを コントロールして、コントロールできないものの流れに 逆らわない投資をするからです。 相場でアップダウンが激しくても、そのアップダウンに 合わせて、自分の資金を小さくしたり、売買のスパンを 短くしたりして、相場に合わせます。 流れには決して逆らいません。 相場の流れの逆のポジションを持ってしまい、トレンドが 発生したら、すぐに損きりして出てきます。 損切りした後で、たとえトレンドが、戻って資金が復活して いたとしても、後悔もしません。 相場なんでコントロールできないからです。 合わせることができなければ、相場から一旦出てくる だけです。 相場の流れに乗れると思えば、相場に再び入っていきます。 そして利益が乗り出したら、利益が伸びる限り伸ばします。 いつも損をしている人は、逆のことをしています。 コントロールできないものをコントロールしようとして、 コントロールできることをおざなりにしています。 相場はコントロールできません。損失が膨らんでいる 時に戻ってくるように祈っても、戻らない時はずっと 戻ってきません。 資金、損失、感情のコントロールの仕方が分からない人は 下記からＤＶＤを手に入れて下さい。 http://www.123profit.jp/MNL.php ＰＳ 感情のコントロールも大切なことです。 ドクターモルツのセルフイメージコントロール法で 利益を出すためのマインドが学べます。 http://www.123profit.jp/MNL.php